先月 27 日から始まった長野市内を発着するバスで使える IC カード, KURURU (くるる).私も早速利用してみました.おつりが無いようぴったりの金額を用意しなければならないバスで IC カードが利用できるということはものすごく便利だなあと感じました.
そんな KURURU ですが,今のところ残高を確認する方法としてはバス車内,入金機,そして窓口となっています.どうせなら家でも確認したいと思い,フォーマットを解析してみました.今回はそのうちの履歴の部分です.
まず KURURU の可視な領域には履歴が 10 件入っています. 1 件当たりの容量は 16 バイト( 128 ビット)です.その 1 件には次の図のような情報が入っているようです.
一部,想像なところもあります.(笑)日付についてはそのまま入っています.時刻は 0 時 0 分からの経過分を 10 で割った値が入っています.つまり,そこを 10 倍した値が 0 時 0 分からの経過分です.機番,場所,種別,会社,割引という項目については想像です.停留所についてはそれぞれ固有の値が割り当てられているようです.ぐるりん号の停留所については,専用に値が割り当てられているようです.(笑)
ちなみに,入金機で確認できる履歴は 9 件までですが,それはたぶん,±金額を算出するために前の記録が必要だからだろうと思います.履歴自体に使用金額などの情報は含まれてないですからね.
あと,残高は実は別の領域にも存在しているのでそっちを見るのがいいかもしれません. 1 円単位で表現できるようになってることから,今後,物販とかでも使われることを想定しているんでしょうか.それにしても,このフォーマットが正しいならば, 4,294,967,295 円まで表現できる(負数は必要ないと思うので)んですけど,こんなに必要だったんでしょうかね.(笑)
兎にも角にも,皆さんも KURURU を使って快適なバスライフをお過ごしください.ではでは.