ポータブル電源というものを買ってみました!初めてのポータブル電源です。
購入したのはAnker Solix C800 Portable Power Stationというものです。昨年11月に発売されたばかりの新製品です。Mastodonでは何度か投稿していますが、発売直後の昨年12月に買っています。本製品はパススルー充電かつAC入力が切れたときに20ミリ秒でバッテリからの出力に切り替える機能が付いており、UPSのように使用することができます。これまでポータブル電源は、出先で電源を使いたいシーンはあまり想定できず、買っても宝の持ち腐れだなと思って買わずにいたのですが、防災用途で備えつつ普段はUPSとしても使えるならありではないかと買ってみました。
本体はこんな感じです。両手でしっかり持てる持ち手が付いているのは良いですね。上は収納になっていて、電源ケーブルとかを入れておけばいざというときにもすぐに使えそうです。
付属品はユーザーガイドとソーラーパネルから充電するためのケーブル、車のアクセサリーソケットから充電するためのケーブル、そしてコンセントから充電するためのケーブルが付いています。
とりあえずコンセントと接続し、電源を入れてみました。残量が見やすいディスプレイで良さそうです。
スマートフォンアプリと接続したところ新しいファームウェアがありましたので更新しているところです。
実際にUPS機能を試してみました。Solix C800にPCやNASなどを接続してSolix C800へのAC入力を切ったところ、PCなどは動作を続けており特に問題なくバッテリからの出力に切り替わりました。しかししばらく使っていると突然バッテリ残量が1%以下として認識されて出力が停止してしまうという事象が発生しました。2回発生した時点でサポートに問い合わせたところ一旦リセットみてくださいとのことだったので、リセットを行って現在は再発しないかを確認しているところです。他にも高負荷の出力時にAC入力が復電すると瞬間的に電力消費が増えたように認識されるのか、過負荷で出力が停止してしまう現象がありましたが、これは写真にあるファームウェア更新で改善されたようです。
なお我が家にはオムロンのBW55TというUPSがありまして、そのUPSの上流にSolix C800をつないでパススルーからバッテリ出力に切り替えてみるとUPSが反応しました。前述のUPS機能のテストでPCなどが落ちることはなかったですが、このUPSが反応する程度の瞬停ではあるようです。
ということでUPS用途としては現時点ではちょっと難がある感じではありますが、万が一の備えとしては頼もしいものだと思っています。やっぱり大事な機器は本当のUPSを使った方が良いなと思ってはいますが、それでもいざというときの備えとしてポータブル電源もあっても良いだろうと思います。