デジ簡の開設届を電子申請してみた

総務省電波利用電子申請・届出システムメニュー画面

年明け早々にデジタル簡易無線機を購入しまして、電子申請で開設届を出してみました。せっかくなのでその流れを紹介します。

まず今回の電子申請については以下のシステムを利用します。

総務省 電波利用 電子申請・届出システム

デジタル簡易無線は以前から利用しており包括登録は済んでおりますので、今回は開設届のみとなります。またこの電子申請の利用には事前にソフトウェアのインストールやユーザ登録、電子証明書入りのマイナンバーカードなどの準備が必要ですが、それらも済んでおりますので今回は省略します。

メニュー画面から新規作成を選びます。すると申請種別選択画面になりますので該当する項目を選んでいきます。今回はデジタル簡易無線の開設届なので以下のような感じになるかと思います。もちろん宛先など一部項目は自分に合ったものを選んでください。

総務省電波利用電子申請・届出システム申請種別選択画面

次はいよいよ申請書の入力です。基本的には紙で提出する場合と同じ情報を記載すれば良いはずです。以下のような申請書入力画面になりますので、上から必要な情報を埋めていきましょう。

総務省電波利用電子申請・届出システム申請書入力画面(入力前)

少々入力に迷うのが開設局情報でしょうか。まず追加しようとすると以下のような画面になります。前述のとおり基本的には紙で書く場合と同じです。なお無線局を開設した日から15日以内に申請する必要があります。

総務省電波利用電子申請・届出システム開設局情報入力画面(入力前)

無線設備の常置場所および移動範囲の入力で、まず常置場所は追加ボタンから入力します。移動範囲については総合通信局(総合通信事務所)単位で入力なので、ひとつひとつ追加しても良いとは思いますが、僕は一度「全総合通信局(全国)」ボタンを押して追加したあとにひとつずつ開いて以下のように備考に「全国の陸上及び日本周辺海域」と入力しました。総合通信局(通信事務所)単位での入力なのに違和感ある表現だよなと思い申請後に調べてみたところ、「管内の陸上及び日本周辺海域」と入力されている方もいらっしゃるようで、確かにそちらの方がしっくりくるなと思いました。

総務省電波利用電子申請・届出システム移動範囲入力画面

あとは紙と同じように識別符号や装置情報(技適番号と製造番号)を入力すればOKです。装置情報入力の際に空中線情報も入力可能ですが、紙での申請と同様に入力不要です。入力すると以下のようになるかと思います。この画面の備考や添付書類は特に入力不要かと思います。

総務省電波利用電子申請・届出システム開設局情報入力画面(入力後)

いろいろ入力したあとの申請書入力画面は以下のような感じです。

総務省電波利用電子申請・届出システム申請書入力画面(入力後)

入力完了ボタン押下後、マイナンバーカードで署名し、送信して完了です。送信後は電子申請・届出シスステムのウェブページから申請の状態が確認できます。翌営業日には以下のように「審査中」となりました。

総務省電波利用電子申請・届出システム申請履歴照会(審査中)

そして2週間程度で以下のように「審査終了」となり、開設届の手続きは完了となります。

総務省電波利用電子申請・届出システム申請履歴照会(審査終了)

以上、電子申請でデジ簡の開設届を提出したという話でした。なお登録状などの郵送物が発生するような手続きの際には、審査終了後に総合通信局(総合事務所)に取りに行くか、返信用封筒を送付する必要があります。また登録申請や再登録申請などの手数料が発生する手続きの場合どうするのかは僕自身未経験のため分かりません。その時が来て、電子申請をして、気力があればまた記事にします。

ということで、みなさんもデジ簡の開設届を出す際には電子申請でさくっと手続きしてみてください。


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